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こばやしひでおのうんちく情報

企業メッセージを掲げる

 社員の気持ちをひとつにまとめて事業を前に進めるためには、企業としてのミッションステートメントが必要になります。ミッションステートメントは、なぜわが社が存在しているのか、わが社の存在価値は何なのかということを世の中に宣言しようというもので、経営者の判断や社員の行動のよりどころになります。

 ミッションステートメントを作るときには、いくつかのレベル(階層構造)をもって考えると、内容が明確になります。本来、企業のミッションステートメントはある日突然できるものではなく、会社を創業した人が抱いていた思いがあり、その後の紆余曲折をへて磨きぬかれてきた会社の事業や、製品・サービスや、企業の文化がある。そのなかで、一貫して変わらないものと企業の発展段階に応じて進化していくべきものとがあるはずです。また、経営者や社員に向けたメッセージと、お客様や取引先に向けたメッセージはそれなりに書き分けた方が伝わりやすいでしょう。そういう意味で以下のようなレベルに分けてみましょう。

基本理念(ビジョン)

 創業者あるいはメンバーの事業上の信念を言葉にしたものです。永遠に継続する思いとでもいうべきもので、時間や時代にとらわれる必要はなく、企業の遺伝子としてずっと伝えられるべきものである。

価値(バリュー)

 企業として社会に提供すべき価値を明らかにするもので、実際の事業内容や製品・サービスに体現されていくものと考えられる。企業は営利活動を目的とし、営利活動を通じて社会に貢献していくことになる。したがって経済社会に提供できる価値があり、それに対して対価を受け取ることができて始めて企業が成り立つ。わが社がどういう価値を提供できるのか、何を持って存在意義とするのかを明確にしていくことで、経営判断や社員の行動を正しく導くことができる。

行動指針(プリンシプル、〇〇ウェイ)

 社員が毎日の業務を行ううえでの大きな原則となる行動基準や優先順位を定める。行動指針は理念や価値から導かれるものである。あくまで経営者や従業員の前向きな行動に結びつくものでなければならない。

目標(ゴール)

 時間と数字を含む到達目標を掲げる。当然、企業の目標は時間とともに変化し、発展していくものと考えられる。目標を定めることによって戦略が生まれる。それにもとづいて事業計画、年度計画を定める。

 組織が大きくなるにつれて、創業者や経営者が直接従業員と会話をすることがむずかしくなるので、企業をひとつにまとめて前に進めるためミッションステートメントが重要になります。従業員としても、自分の仕事の意味合いが明確であれば、自己実現を通じて働く満足度の向上につながっていきます。

 ミッションステートメントは、「額縁の中の経営理念」、「ポケットの中の行動指針」となりがちです。常に磨き上げ、機会あるごとに社員に浸透させていかなければなりません。読み上げなくても自然に頭に浮かび、行動につながっていくようになれば本物です。

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